森のしごと舎ではその名の通り”森のしごと”をしています。
平日は会津の山に入り伐採作業を行っています。
昨年12月、三島町の小野川原で100年杉の伐採の仕事をしました。
伐採した木は上部3分の1程度の葉を残して枝を払い、その場に寝かせておきます。
すると木は残っている葉っぱで呼吸をしつづけるので、春までの間に木の中の水分も少しずつ抜けていきます。
そして今年の春。
山の雪どけが終わると同時にその杉材の搬出を行いました。
幹に残る枝葉を落として、一定の長さにそろえて搬出します。
林内での材の移動、搬出にはグラップルやフォワーダなどの作業機械が活躍します。
一旦、山土場に下して貯めておきます。
山土場に集めた丸太は大型トラックで市場や製材所、チップ工場に運んでもらいます。
ほとんどの丸太は4メートルの長さで出してきますが、
丸太によっては8~10メートルの長さで搬出したものもありました。
機械をつかって丸太を動かすのも一苦労です。
写真では2台のグラップルで息を合わせてトラックに積み込んでいます。
そうして搬出された丸太は6月の市場に出すことができました。
その他にも製材所に運んだ丸太は板材に加工して製品を作る予定です。
自ら山の木を伐採して、加工して販売(使う)する。
昔は当たり前だったことが、今の時代にはそう簡単なことではありません。
様々な点でまだまだ未熟な部分が多いですが、少しずつ勉強して行きたいと思います。